愛知のご当地ラーメン5選|台湾ラーメン・まぜそば・好来系・ベトコン・スガキヤ

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愛知県のご当地ラーメン 台湾ラーメン
愛知県のご当地ラーメン 台湾ラーメン(引用元:デリッシュキッチン
愛知には、パンチと個性にあふれたご当地ラーメンが揃っています

名古屋めしといえば、みそかつ、ひつまぶし、味噌煮込みうどん。そんなイメージが強いかもしれません。ですが実は、愛知は個性派ラーメンの宝庫でもあります。

出張で名古屋を訪れたとき、地元の同僚に一杯すすめてもらった。そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。辛いもの、ニンニクがガツンと効いたもの、あっさり滋味深いもの。愛知のラーメンは、その振り幅の大きさが魅力です。

この記事では、愛知のご当地ラーメンを5つ厳選し、それぞれの発祥や特徴をサクッとご紹介します。気になる一杯が見つかったら、詳しい解説記事もあわせてご覧ください。週末の家族の食卓や、職場での話題づくりのヒントになればうれしいです。

名古屋には「名古屋ラーメン」という一つの型があるわけではありません。既にある料理を掛け合わせ、新しい一杯を生み出す。そんな“進化する食文化”が、この土地ならではの多彩なラーメンを育ててきました。

愛知のご当地ラーメン 早見表

ラーメン 発祥 味の系統 こんな気分に
台湾ラーメン 名古屋・今池
1971年
鶏ガラ醤油+激辛ミンチ 汗をかいてスカッとしたい
台湾まぜそば 名古屋・高畑
2008年
汁なし・極太麺 混ぜてガッツリ食べたい
好来系 名古屋・千種
1959年
あっさり薬膳スープ やさしく染み渡る一杯を
ベトコンラーメン 一宮
1969年
ニンニク旨辛スタミナ とにかく元気をつけたい
スガキヤ 名古屋・栄
1946年
和風とんこつ 懐かしい日常の味を手軽に

1. 台湾ラーメン|名古屋を代表する激辛の一杯

発祥 1971年・名古屋市千種区今池「味仙」 系統 鶏ガラ醤油+台湾ミンチ 辛さ 強め
愛知県のご当地ラーメン 台湾ラーメン
愛知県のご当地ラーメン 台湾ラーメン(引用元:ホットペッパーグルメ
丼一面を覆う台湾ミンチとニラ。名古屋めしの代表格です

愛知のご当地ラーメンといえば、まず名前が挙がるのが台湾ラーメンです。鶏ガラの醤油スープに、唐辛子とニンニクで炒めた「台湾ミンチ」、そしてニラがどっさりのった、刺激的な一杯です。

発祥は、名古屋市千種区今池の「味仙(みせん)」。台湾出身の創業者・郭明優(かく めいゆう)さんが、台湾の担仔麺(タンツーメン)をヒントに、辛くアレンジして1971年に提供し始めたのが始まりです。名前は「台湾」ですが、台湾に同じ料理はなく、名古屋で生まれ名古屋で広まりました。

すすってみると、ひと呼吸おいて猛烈な辛さが追いかけてきます。最初は涙が出るほどでも、慣れてくるとこの刺激が不思議とクセになる。そんな声が多い一杯です。今では名古屋市内の多くの中華料理店が独自の台湾ラーメンを出しており、店ごとの食べ比べも楽しめます。

出張で名古屋に行くたびに、締めの一杯はこれ。ヒーヒー言いながら食べて、汗をかいてスッキリするのがやめられません。

(40代・会社員)

辛いのが苦手な方も心配いりません。味仙には辛さ控えめの「アメリカン」など、辛さを選べるメニューもあります。名古屋を訪れたら、まず外せない定番です。

台湾ラーメンをもっと詳しく(発祥・味仙5兄弟・おすすめ店)

2. 台湾まぜそば|混ぜて味わう名古屋の新名物

発祥 2008年・名古屋市中川区「麺屋はなび高畑本店」 系統 汁なし・極太麺 受賞 新なごやめし総選挙 準グランプリ
台湾まぜそば(引用元:こってり愛知
よく混ぜてから味わう、汁なしの一杯。最後の「追い飯」まで楽しめます

台湾ラーメンから生まれた新名物が、台湾まぜそばです。ピリ辛の台湾ミンチに、生のニラやネギ、魚粉、卵黄、おろしニンニクなどをのせ、スープなしでよく混ぜて味わいます。

発祥は2008年、名古屋市中川区の「麺屋はなび高畑本店」。店主の新山直人さんが台湾ミンチを作る過程で偶然生まれた一杯だと伝えられています。2013年の新なごやめし総選挙で準グランプリを受賞し、一気に全国区へと広まりました。

混ぜてみると、傷をつけた極太麺に台湾ミンチと卵黄がねっとり絡みます。ニンニクと魚粉の香りが立ちのぼり、パンチのある味わい。麺を食べ終えたら、残ったタレに白ごはんを入れる「追い飯」で締めるのが定番です。最後まで残さず楽しめる満足感は、ガッツリ食べたい日にぴったりです。

台湾まぜそばをもっと詳しく(発祥秘話・食べ方・名店)

3. 好来系ラーメン|地元で愛される“薬膳”の隠れ名物

発祥 1959年・名古屋市千種区「好来(現・好来道場)」 系統 あっさり薬膳系醤油 提供店 暖簾分け十数店
メンマがたっぷり乗った好来系ラーメン
メンマがたっぷり乗った好来系ラーメン(引用元:ホットペッパーグルメ
見た目は豚骨醤油風でも、味わいはあっさり。じんわり染み渡ります

派手な名古屋めしの中で、静かに愛され続けているのが好来系ラーメンです。1959年に名古屋市千種区で創業した「好来(こうらい/現・総本家 好来道場)」を源流とし、暖簾分けした弟子や孫弟子の店が名古屋を中心に十数店ほど広がっています。

スープは、鶏ガラや豚骨に、玉ねぎ・にんじん・にんにくといった根菜、そして魚介をたっぷり合わせて長時間煮込んだもの。見た目は豚骨醤油風ですが、口にするとあっさりしていて滋味深く、「薬膳ラーメン」とも呼ばれています。

訪れてみると、メニューには「松」「竹」「寿」といった独特の表記が並びます。基本が「松」、メンマ多めが「竹」、チャーシュー多めが「寿」。卓上の高麗人参酢で味を変えながら食べるのも、好来系ならではの楽しみ方です。辛くないので、辛いものが苦手な方や、あっさり系が好きな方にもおすすめできます。

こってりした名古屋めしが続いた翌日に、無性に食べたくなる味。最後の一滴まで飲み干せる、体にやさしい一杯です。

(50代・自営業)

好来系ラーメンをもっと詳しく(歴史・松竹寿の頼み方・名店)

4. ベトコンラーメン|ニンニクごろごろのスタミナ系

発祥 1969年・愛知県一宮市「新京」 系統 ニンニク旨辛スタミナ 由来 ベスト・コンディション
ベトコンラーメン
ベトコンラーメン(引用元:ベトコンラーメン新京
一杯にニンニクが8〜10粒。食べれば元気が湧いてくるスタミナ系です

「ベトコン」と聞くと少し驚くかもしれませんが、その正体は「ベスト・コンディション」の略。食べると元気が出ることが名前の由来とされる、ニンニクたっぷりのスタミナラーメンです。

発祥は、1969年創業の愛知県一宮市「新京」だとされています。鶏ガラベースの醤油スープに、まるごとのニンニクがごろごろ。ニラ・もやし・豚肉を唐辛子でピリ辛に炒めてのせた、パンチのある一杯です。一宮の「新京」から暖簾分けした店が愛知・岐阜を中心に広がり、東海のご当地ラーメンとして親しまれています。

なお、ベトコンラーメンには岐阜市の「香楽」を元祖とする説もあり、発祥には愛知・岐阜の二つの流れがあります。金曜の夜や休みの前日に、ニンニクでガツンと元気をチャージする。そんな“ハレの日メシ”として、地元で長く愛されてきました。

ベトコンラーメンをもっと詳しく(発祥の物語・名店ガイド)

5. スガキヤ|名古屋人の日常に寄り添うソウルフード

創業 1946年・名古屋市栄 系統 和風とんこつ(魚介+豚骨) 特徴 低価格・ラーメンフォーク
スガキヤのラーメン
スガキヤのラーメン(引用元:わんたび
魚介と豚骨を合わせた“スガキヤ味”。名古屋で育った人の思い出の味です

最後は、少し毛色の違う一杯。スガキヤは、複数の店が同じスタイルを提供する“系統”ではなく、名古屋発の直営チェーンです。それでも、東海地方で育った人にとっては欠かせない「ソウルフード」として、あえてご紹介したい存在です。

創業は1946年、名古屋・栄。実は最初はぜんざいなどを出す甘味処で、そこからラーメンを提供するようになりました。魚介と豚骨を合わせた白いWスープに、蒸して仕上げる薄切りチャーシュー。独特の味わいは「スガキヤ味」と呼ばれ、ほかにはない個性があります。

ショッピングモールのフードコートで、子どもの頃に家族と食べた思い出。そんな記憶と結びついている人が多いのも特徴です。ラーメン1杯が手頃な価格で味わえるうえ、レンゲとフォークが一体になった「ラーメンフォーク」も名物。食後にソフトクリームやクリームぜんざいを添えるのが、地元流の楽しみ方です。

スガキヤをもっと詳しく(歴史・メニュー・ラーメンフォークの秘密)

5つに共通する「名古屋の食文化」

こうして並べてみると、愛知のご当地ラーメンには、いくつかの共通点が見えてきます。ひとつは、ニンニクや唐辛子を効かせた“パンチとスタミナ”。もうひとつは、手頃な価格で日常的に楽しめる“気軽さ”です。

台湾ラーメンや台湾まぜそばのように、既にあるものを掛け合わせて新しい名物を生み出す発想力も、名古屋らしさのひとつ。派手な一杯もあれば、好来系のように静かに染み渡る一杯もある。その振り幅こそ、愛知のラーメン文化の面白さです。

気になる一杯は見つかりましたか。名古屋を訪れる機会があれば、ぜひ食べ比べてみてください。職場で「名古屋、どのラーメンが一番だと思う?」と聞いてみると、意外に盛り上がる話題になるかもしれません。

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本場の味を、自宅でも気軽に

名古屋のラーメンは、どれも「ガツンと元気になる」一杯ばかり。そんな気分になったとき、同じ東海圏で親しまれるもう一つのご当地ラーメンにも、ぜひ目を向けてみてください。徳島ラーメンです。

徳島ラーメンは、甘辛い濃厚な醤油スープに、生卵をのせて味わうのが特徴。ごはんが進む“おかず系ラーメン”として、地元で愛されてきました。名古屋のパンチのある味わいが好きな方なら、きっと相性がいいはずです。

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よくある質問

愛知のご当地ラーメンといえば何ですか?
代表格は名古屋発祥の台湾ラーメンです。ほかにも汁なしの台湾まぜそば、薬膳スープの好来系、ニンニクたっぷりのベトコンラーメン、和風とんこつのスガキヤなど、パンチと個性のある一杯が揃っています。
台湾ラーメンはなぜ「台湾」なのに名古屋名物なのですか?
台湾出身の「味仙」創業者が、台湾の担仔麺をヒントに唐辛子とニンニクで辛くアレンジしたのが始まりです。台湾には同じ料理が存在せず、名古屋で生まれ名古屋で広まったため、名古屋めしの一つとされています。
ベトコンラーメンは愛知と岐阜のどちらが発祥ですか?
1969年創業の愛知県一宮市「新京」が発祥とされる一方、岐阜市の「香楽」も元祖の一つとする説があります。現在は愛知県の尾張地方と岐阜県の美濃地方を中心に、両県で親しまれているご当地ラーメンです。
辛いのが苦手でも食べられる愛知のラーメンはありますか?
好来系のあっさりした薬膳スープや、スガキヤの和風とんこつは辛くありません。台湾ラーメンにも、味仙などで辛さ控えめの「アメリカン」を用意している店があります。
本場・愛知の味を自宅で楽しむ方法はありますか?
各店の通販やカップ麺で楽しめます。また、同じ東海圏で親しまれるご当地ラーメンとして、徳島ラーメンのMarumen Noodle Factoryの通販もおすすめです。25食パックなら1食あたり約150円で、家族や職場でシェアできます。

あわせて読みたい

まとめ

愛知のご当地ラーメンを、5つご紹介しました。

  • 台湾ラーメン:名古屋を代表する、激辛の名物
  • 台湾まぜそば:混ぜて味わう、ガッツリ系の新名物
  • 好来系:あっさり染み渡る、薬膳の隠れ名物
  • ベトコンラーメン:一宮生まれの、ニンニクスタミナ系
  • スガキヤ:名古屋人の日常に寄り添うソウルフード

どれも、みんなで「どれが好き?」と語り合いたくなる一杯ばかり。気になったラーメンは、ぜひ詳しい解説記事もチェックしてみてください。そして、おうちでご当地の味をゆっくり楽しみたいときは、通販という手もあります。忙しい毎日の中で、ときには自分や家族に“ベスト・コンディション”の一杯を。この記事が、その小さなきっかけになればうれしいです。

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